「大手企業なら安心」「食品メーカーはホワイト」。就活中の学生と話していると、こうしたイメージで受ける会社を決めている人がとても多いと感じます。
でも、会社ごとの実態は、イメージや表に出ている数字だけでは分からないことも多いんです。
この記事では、副業でキャリアエージェントとして学生の就活を支援している私が考える、企業選びの視野を広げる方法をまとめました。あくまで私個人の考えとして参考にしてください。
結論:学生が知っている会社は、世の中のほんの一部
学生のうちは、社会人として会社に関わる機会がほとんどありません。就活が始まるまで、会社のことを意識することもあまりないと思います。そのため、そもそも自分の中にある選択肢がかなり少ない状態で就活が始まります。
説明会やインターンに参加しても、一度に知れる会社は数十社程度です。一方で、世の中には数えきれないほどの会社があります。自分に合う会社が、まだ知らない会社の中にある可能性は十分にあります。
「大手=ホワイト」とは限らない
大手企業、特に食品メーカーなど、名前をよく知っている会社に「ホワイト」というイメージを持っている学生は多いです。でも、実際には次のようなことがあります。
- 同じ大手でも、会社によって働き方は全然違う
- 同じ会社でも、部署や職種によって忙しさがまったく違う
- 公表されている数字(平均残業時間など)と、実際に働く人の感覚にずれがあることもある
逆に、地方の中小企業などでも、とても働きやすい環境の会社はたくさんあります。ただ、そういう会社は知名度が高くないので、自分で探しているだけではなかなか出会えません。
視野を広げる4つの方法
1. 就活の軸から逆算して探す
「大手かどうか」ではなく、自分の就活の軸に合うかどうかで会社を探します。たとえば「平日は早く帰りたい」「転勤がない」など、具体的な条件で探すと、知らなかった会社が候補に入ってきます。軸の作り方は就活の軸の作り方|「社会人1年目をどう過ごしたいか」から逆算するにまとめています。
2. 業界ではなく「職種」や「働き方」で探す
同じ業界でも、会社によって仕事の中身はさまざまです。業界で絞りすぎず、「どんな仕事をしたいか」「どんな働き方をしたいか」で探すと、選択肢が広がります。
3. 社員や内定者に、実態を聞く
社員面談やOB・OG訪問では、「入社1年目の人の1日の流れ」や「繁忙期の働き方」など、具体的なことを聞いてみてください。表に出ている数字だけでは分からない実態が見えてきます。
4. 就職エージェントを使う
今の時代、就職エージェント(新卒紹介サービス)を使うのは、かなり有効な方法だと思います。
- 自分では見つけられなかった会社を紹介してもらえる
- 求人票には書かれていない、働き方や社風などの情報を持っていることがある
- 自分の就活の軸を一緒に整理してもらえる
私自身もキャリアエージェントとして学生と関わっていますが、学生が「こんな会社があったんだ」と驚くことはよくあります。もちろん、紹介された会社に必ず応募する必要はありません。選択肢を広げるための手段のひとつとして、うまく使ってみてください。
エージェントを使うときのコツ
- 自分の就活の軸を先に伝える:軸がはっきりしているほど、合う会社を紹介してもらいやすくなります
- 合わない紹介ははっきり断る:遠慮せずに「この条件は合わない」と伝えて大丈夫です
- 1社だけで決めない:担当者との相性もあるので、2社くらいに相談して比べるのがおすすめです
まとめ
- 学生が知っている会社は、世の中のほんの一部
- 「大手=ホワイト」とは限らない。会社・部署によって実態は大きく違う
- 地方の中小企業などにも、働きやすい会社はたくさんある
- 軸から逆算して探す、職種や働き方で探す、社員に実態を聞く、エージェントを使う
- エージェントは、選択肢を広げる手段としてうまく使う
受ける会社が決まったら、次はガクチカや自己PRを、その会社に合わせて準備していきます。詳しくはガクチカ・自己PRは複数用意して「出し分ける」をご覧ください。


