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大学を1年休学して、カンボジアで社会起業家を支援した話|不安と、得られたもの

留学・海外
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「休学すると、みんなより遅れてしまうかも」。大学2年生を終えたとき、私も同じ不安を抱えていました。それでも1年間休学して、NPO法人のインターンとしてカンボジアに通う道を選びました。

この記事では、カンボジアで何をしていたのか、現地で見たこと・感じたこと、そして休学して良かったことを、正直にまとめています。休学や海外でのインターンを考えている人の参考になればうれしいです。

結論:休学してカンボジアに行ったことは、今の私の土台になっている

先に結論を書くと、休学してカンボジアに通った1年は、私にとって本当に大きな経験でした。大学の中だけでは絶対にできない経験ができたこと、そして社会の見方や「どんな人として社会に出たいか」が大きく変わったことが理由です。

カンボジアで何をしていたのか

1年休学して、NPO法人でインターン

大学2年生が終わったタイミングで1年間休学し、NPO法人でまるまる1年インターンをしていました。その期間中、1回あたり約1か月ずつ、カンボジアのシェムリアップに滞在していました。

カンボジアを選んだ理由はシンプルで、そのNPOがサポートしていた起業家がいたのがカンボジアだったからです。

現地の社会起業家を、マーケティングの面から支援

現地での仕事は、カンボジア人の社会起業家に対する、コンサルティングのような支援でした。

カンボジアは、かつての内戦や虐殺の時代に、教育を受けた人や知識層の多くが命を落とした歴史があります。その影響もあり、今も貧困層が多く、教育を十分に受けられなかった人も少なくありません。

そんな中で、「今の状況を変えたい」と起業する人たちがいます。ただ、ビジネスの知識がないまま、手探りで事業を進めていることも多いんです。そこに、私を含めたマーケティングの知識を持つメンバーが入り、一緒に考えていく。それが私たちの役割でした。

現地で見て、感じたこと

日本との大きな差を、自分の目で見た

一番印象に残っているのは、スラムを訪れたことや、起業家の人たちから生い立ちの話を聞いたことです。日本との差の大きさを、テレビや本ではなく、自分の目で実感しました。

街の中では、地雷の影響で手足を失った人たちが、ごく当たり前のように暮らしていました。1日の稼ぎが30円でも多いほう、という人たちの生活も目の当たりにしました。知識としては知っていたことでも、実際に見ると受け止め方がまったく違いました。

現地のスラムの様子

カンボジアの人たちは、本当に温かくておおらか

一方で、ポジティブな意味で強く印象に残っているのが、カンボジアの人たちの温かさです。優しくて、おおらかな人がとても多く、誰に話しかけても笑顔で返してくれました。仏教国であることも関係しているのかもしれませんが、国全体に穏やかな空気が流れているように感じました。

春分の日のアンコールワット

子どものころにテレビで見ていたカンボジアは、「地雷があって危ない国」という印象でした。実際に行ってみると、その印象とは大きくかけ離れていて、自分の目で見ることの大切さを感じました。

大変だったこと:暑さと衛生面

大変だったのは、気温や生活環境です。カンボジアは一年中暑く、湿度も高いので、熱中症になりやすい環境でした。蚊などの虫も多かったです。

体調を崩さないよう、口にするものにはとにかく気をつけていました。また、いいホテルに泊まっても、水回りの環境が整っていないことはよくありました。これから行く人は、暑さ対策と、水や食べ物への注意は意識しておくと安心です。

休学して良かったこと

「一人だけ遅れる」不安より、得たもののほうが大きかった

休学を決めたときは、友達より学業が遅れることに不安がありました。でも振り返ると、大学の中だけでは絶対にできない経験ができました。

社会人になってから、長い休みを取って何かに挑戦するのはなかなか難しいものです。学生のうちに、やってみたいと思ったことを思う存分できたのは、本当に良かったと思っています。もちろん、それは親の理解があってこそでした。

就職活動で、自分の言葉で話せるエピソードになった

実際、就職活動ではこの休学期間のことをとてもよく聞かれました。自分が実際に経験したことなので、自信を持って話せたのも大きかったです。

価値観と、社会の見方が変わった

何より、自分自身の価値観が大きく変わりました。社会をどう見るか、社会に出るときにどんな人でありたいか。それをしっかり考えるきっかけになった1年でした。

休学や海外インターンを考えている人へ

  • 「遅れる不安」は自然なこと:私もそうでした。そのうえで、学生のうちにしかできないことかどうかを考えてみてください
  • 家族とよく話しておく:私は親の理解があったからこそ挑戦できました
  • 受け入れ先を通して行く:NPOなどの団体を通すと、現地での活動の目的がはっきりし、安全面でも頼れる人がいます
  • 暑さ・衛生対策は念入りに:水や食べ物には特に気をつけてください

まとめ

  • 大学2年生のあとに1年休学し、NPO法人のインターンとして、カンボジアのシェムリアップに通った
  • 現地では、社会起業家をマーケティングの面から支援していた
  • 日本との大きな差を自分の目で見た一方で、カンボジアの人たちの温かさにも触れた
  • 大変だったのは、暑さと衛生面
  • 休学は、就職活動でも話せる経験になり、価値観が大きく変わるきっかけになった

海外での経験は、行く前に想像していたことと、実際に見て感じることが大きく違います。少しでも興味があるなら、学生のうちに一歩踏み出してみるのもいいと思います。

留学先の選び方については、「ダブリン留学経験者が教える、留学先の選び方」でまとめています。