「途上国の暮らしを、自分の目で見てみたい。でも、女性一人で行くのは危なくないかな」。20歳のころの私が、まさにそう悩んでいました。
この記事では、私が初めて一人でフィリピンに行ったときのことと、安全のために何をしたのかをまとめています。
結論:一人で行くなら「現地を知っている人に頼る」のが一番の安全対策
先に結論を書くと、女性が一人で、観光地ではない場所を訪れるなら、現地をよく知っている人や団体に頼るのが一番の安全対策だと思います。私は、現地で活動している日本人のNPOに連絡を取り、案内をお願いしました。
なぜフィリピンに行ったのか
当時の私は、途上国の貧困層の人たちが、実際にどんな暮らしをしているのかに強い関心を持っていました。テレビや論文ではわからない、リアルな状況を自分の目で知りたい。そう思って、視察のような目的で、一人でフィリピンへ行くことにしました。
時期は大学の春休み、期間は1週間半ほどです。「自分の目で見て知る」ことが目的だったことに加えて、学生でアルバイト代から出せる金額にも限りがあったので、この長さになりました。
安全のためにしたこと:現地のNPOに案内をお願いした
現地では、生活水準の異なるいくつかのスラムを見て回りました。ただ、当時まだ20歳だった女性の私が、一人でいろいろなスラムを歩き回るのは、さすがに危険です。
そこで、現地でボランティア活動をしている日本人が運営するNPOに連絡を取り、スタッフの男性に案内していただきました。現地の事情をよく知っていて、地域の人たちとも関係を築いている人と一緒だったからこそ、安心して見て回ることができました。
現地の人や団体に頼るメリット
- 危ない場所や時間帯を避けて動ける
- 地域の人たちと信頼関係のある人と一緒なので、訪問先にも受け入れてもらいやすい
- その場所の背景や歴史を教えてもらえるので、見たことの意味がより深くわかる
行ってみて感じたこと
1週間半という短い期間でしたが、テレビや論文ではなく、生活水準の異なるいくつもの地域を自分の足で歩いて見ることができました。特にゴミ山や墓地のスラムの状況は劣悪で、論文などから数字での過酷さは知っていたものの、それを自分の語感で感じることができた時間でした。誰かに施しを与えられたわけでもなく、自分本位な訪問ではあったのですが、「自分の目で見て知る」という当初の目的は、しっかり果たせた旅でした。

フィリピンのほかに、大学を休学してNPOのインターンとしてカンボジアにも通っていました。そのときの話は「大学を1年休学して、カンボジアで社会起業家を支援した話」にまとめています。
途上国を訪れるときに気をつけたいこと
- 一人で行動しない:観光地以外を訪れるなら、現地をよく知る人や団体に案内をお願いする
- 最新の安全情報を確認する:外務省の海外安全ホームページで、地域ごとの危険情報を確認する
- 「たびレジ」に登録する:外務省の海外旅行登録で、現地の安全情報をメールで受け取れる
- 写真の撮り方に配慮する:住んでいる人の暮らしの場であることを忘れず、人を撮るときは必ず許可を取る
- 無理のない予算と期間で:私も学生だったので、出せる金額の範囲で期間を決めました
まとめ
- 途上国の暮らしを自分の目で見たくて、20歳の春休みに一人でフィリピンへ行った
- 女性一人でスラムを回るのは危険なので、現地の日本人NPOに案内をお願いした
- 現地をよく知る人と一緒だったからこそ、安心して見て回れた
- 途上国を訪れるなら、一人で行動しない・最新の安全情報を確認する・写真に配慮する


