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保育士の転職、ベストなタイミングはいつ?退職を伝える時期とスケジュールの目安

仕事・キャリア
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「今の園を辞めたいけど、年度の途中で辞めるのは迷惑かな」「何月に動き始めればいいんだろう」。保育士の転職は、年度単位で動く職場ならではの悩みがありますよね。

この記事では、保育士が転職するタイミングの考え方と、退職を伝えるまでのスケジュールの目安をまとめました。

実は私の母は、短大を卒業した20歳から54歳の今まで、ずっと保育士として働いています。これまでに4回ほど園を変えていて、1年半前からは新しい園で園長をしています。この記事では、そんな母に聞いた「現場のリアル」もあわせて紹介します。

結論:多いのは「3月末に退職して4月に入職」。ただし年度途中でも転職はできる

保育園は4月にクラスと職員の体制が切り替わるため、3月末で退職して4月から新しい園で働くという流れがいちばん多いパターンです。担任を最後まで務められるので、子どもや保護者、同僚への影響も小さくできます。

一方で、体調を崩しそう、職場の人間関係がつらいなど、年度末まで待つことが負担になるケースもあります。年度の途中でも求人は出ているので、「3月まで我慢しなければいけない」と思い込む必要はありません。

4月入職を目指す場合のスケジュールの目安

4月入職を目指すなら、前の年の秋ごろから少しずつ動き始めると余裕を持てます。目安は次のとおりです。

  • 9〜11月:今の職場で何がつらいのか、次の職場で何を優先したいのかを整理する。求人を見始める
  • 11〜1月:気になる園の見学・応募・面接。次の年度の体制を決めるため、園側も採用に動く時期
  • 12〜1月ごろ:内定が出たら、今の職場に退職の意思を伝える(就業規則で決められた期限を確認)
  • 2〜3月:引き継ぎの準備、有給休暇の消化の相談

園によっては、次年度の担任を決める時期に「来年度も続けるか」を確認されることがあります。その時期より前に、自分の気持ちを整理しておくと慌てずに済みます。

退職はいつまでに伝えればいい?

まず確認したいのは、今の職場の就業規則です。「退職の1か月前まで」「2か月前まで」など、申し出の期限が書かれていることが多いです。

保育の現場では、担任の交代や保護者への説明が必要になるため、期限より余裕を持って伝えると、その後の引き継ぎもスムーズに進みやすくなります。伝える相手は、まず直属の上司(主任や園長)にするのが一般的です。

現役園長の母に聞いてみた:退職はいつ伝えた?

母は、園を変えるときはいつも、前の年の11月〜12月ごろまでに退職の意向を伝えていたそうです。担任を持っていると、3月までは受け持っている子どもたちを最後まで見る必要があるからです。

今は園長として、職員から退職を伝えられる立場になりました。その立場から見ても、「それくらいのキリのいいタイミングで、子どもや保護者に迷惑がかからないように配慮して伝えてもらえると、本当に助かる」とのことでした。

引き止められたときは

人手が足りない園ほど、引き止められることがあります。「いつ辞めるか」を決めてから話すと、話し合いが長引きにくくなります。条件の改善を提案されたときは、それで本当に悩みが解決するのかを一度持ち帰って考えてもよいでしょう。

年度の途中で転職するときに気をつけたいこと

  • 次の職場を先に決めておく:収入が途切れる期間をつくらないため、可能なら在職中に転職活動を進める
  • 引き継ぎの資料を残す:子ども一人ひとりの様子や保護者とのやりとりを、後任の先生が困らない形でまとめておく
  • 心身がつらいときは無理をしない:体調を崩しているなら、まずは休むことを優先し、必要に応じて医療機関や家族に相談する

園長の母は、年度途中の退職をどう思っている?

園長としての本音も聞いてみました。年度の途中で辞められると、急に人手が足りなくなるので、正直とても困るそうです。

ただ、母はこうも言っていました。「本人の意思は止められないし、本人が『この園とは合わない』と感じているときは、たいてい周りの先生たちも同じように感じていることが多い。人間関係のことを考えると、早めに辞めること自体は困らない。大変なのは、その穴を埋める採用のほう」。

つまり、合わない職場で無理を続けるより、引き継ぎに配慮しながら早めに動くほうが、本人にとっても園にとっても良い場合がある、ということだと思います。

転職するか迷っているときに整理したい3つのこと

「辞めたい」と感じていても、何が原因なのかがはっきりしないまま転職すると、次の職場でも同じ悩みを抱えることがあります。動き始める前に、次の3つを書き出してみるのがおすすめです。

  1. 今の職場でいちばんつらいこと(人間関係・持ち帰り仕事・給与・勤務時間など)
  2. それは園を変えれば解決するのか、働き方(常勤・時短など)を変える必要があるのか
  3. 次の職場で「これだけは譲れない」条件を2〜3個に絞る

ちなみに母が園を変えてきた理由は、毎回「人間関係」と「仕事量に対するお給料」だったそうです。理由がはっきりしていたからこそ、次の園を選ぶときも何を優先すればいいかが明確だったのだと思います。

職場選びで具体的に何を確認すればよいかは、「後悔しない保育園の選び方」の記事にまとめています。

まとめ

  • 保育士の転職は「3月末退職・4月入職」が多く、その場合は秋ごろから準備を始めると余裕を持てる
  • 退職を伝える期限は、まず就業規則を確認する。保育士歴30年以上の母は、担任を持っているときは前年の11〜12月ごろまでに伝えていた
  • 年度の途中でも転職はできる。つらいときは無理に年度末まで我慢しなくてよい
  • 動く前に「何がつらいのか」「次に譲れない条件は何か」を整理しておく